はじめに
「鍼灸って本当に効くの?」
そう聞かれたとき、“科学的に証明されています”と自信を持って答えるための根拠が、近年急速に整ってきています。
今回は、その代表的な研究手法である
🔹 メタ分析(Meta-analysis)
🔹 システマティックレビュー(Systematic Review)
について、鍼灸と関連づけてわかりやすくご紹介します。
そもそも「システマティックレビュー」って?
システマティックレビューとは、あるテーマに関する質の高い研究を徹底的に集めて、全体像を整理・評価する方法です。
例えば:
「鍼灸は不眠に効くのか?」というテーマで、世界中の信頼できる研究(RCT)を収集・精査して、その効果と安全性を体系的にまとめるのがシステマティックレビューです。
「メタ分析」はどう違うの?
メタ分析は、システマティックレビューの一部で、数値(統計)で効果を合算して評価する方法です。
例えば:
- A研究:鍼灸で痛みが30%軽減
- B研究:40%軽減
- C研究:20%軽減
これらを統計的にまとめて「平均的にどれくらい効くのか?」を明確にするのがメタ分析です。
鍼灸とメタ分析・システマティックレビューの関係
実は、
- 慢性疼痛(肩こり・腰痛・膝痛)
- 不眠症
- がん患者の倦怠感や吐き気
などの症状に対して、鍼灸が有効と結論づけたメタ分析やシステマティックレビューが、すでに複数発表されています。
そのため、私たち鍼灸師も「なんとなく効く」ではなく、
「科学的にも効果が確認されています」と言える時代になってきたのです。
患者様への伝え方ヒント
- 「鍼灸の効果は、世界中の研究をまとめられているのですが科学的にも認められています」
- 「副作用が少ない自然な方法として、今医療界でも注目されています」
- 「海外では保険適用される国もあるほど、研究が進んでいます」
おわりに
「根拠のある鍼灸」がこれからのキーワードです。
患者様の信頼につながる説明のためにも、科学的な知識を味方にすることは私たち鍼灸師の大きな武器になります。
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